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周りの結婚ラッシュに焦り、マッチングサイトに登録

私が32歳の時に周りの結婚ラッシュで焦りを感じ、結婚した友人の登録をきっかけに、マッチングサイトで相手を見つけてみることにしました。

年齢的なことを考えて、結婚に繋がる恋愛をしたかったので、プロフィール作りには相手に好印象を持たれるよう工夫をし自己PR文を作成しました。

プロフィールが完成し、サイト上にアップされ、しばらくすると、少しずつではありますが、男性からメールがきました。

当初は実際会ってもなかなか先に進まず思い悩んでいる時で、ふと自分から男性を探せばいいのでは?と思いつき、早速数多い男性のプロフィールの中から趣味や価値観が合いそうな、とある男性にメールをしてみたのです。

メールの返事がくるかなと心配でしたが、翌日には返事がきました。

彼は私と同じ32歳。彼は大手電機メーカーに勤める研究職の人でした。彼は初めからノリがよく、「ボケ?ツッコッミ?どっちの人?」からメールが始まりました。

「あれ?関西出身だけど、研究職でこんなノリのいい人いるんだ」とびっくりしたのをよく覚えています。

会話のテンポもよく、頭の回転が速く彼はいつも何も悩みがないような人で、聞き役に徹していました。

私が仕事でミスをして上司に怒られたことや友達ときまずくなったことなど話しても、忙しいのにもかかわらず、その日に必ず若干楽観的ではありましたが親身に相談に乗ってくれ、癒されていました。

ほぼ毎日のメールだけのやりとりが続き、2、3カ月ぐらいたった頃でしょうか。

「会わない?」と彼からの一言。私もここまでメールで盛り上がってると会った時とのギャップが怖かったので、もうそろそろ会ってもいい頃だなと思い、即「いいよ!」と。

会う前にお互い何となく「電話で話してみる?」と話していた時もありましたが結局しませんでした。

彼と私の自宅のちょうど中間地点の駅で待ち合わせをすることになり、お互い平日のアフターファイブではなかなか時間が合いそうになかったので、土曜日の夜に会うことになりました。

想像してたよりかっこよかった彼と居酒屋へ

当日会う前の私は自宅を出る前から「洋服が変じゃないかな?」「髪型は大丈夫?お化粧は厚くないよね?」と何度も鏡を見て、ソワソワと落ち着きがなく極度の緊張状態に陥っていました。

遅刻はいけないと冷静さを少し取り戻し自宅を後にし、電車に乗り目的地の駅に着きました。

「まだ待ち合わせの時間まで20分あるからトイレに行こう」と。そこでもまたお化粧直しをして歯にリップグロスがついてないか入念にチェックをし、いざ待ち合わせ場所に!

会う直前のメールでお互いの今日着ていく洋服の話をしていたので、彼らしい人が分かり、家を出る時に比べると幾分落ち着いていましたがそれでも緊張気味で、「○○さんですよね」と。

彼はすぐ「あ!あ!○○さんや」と。彼を見た時、少し小柄で色白、めがねはかけてないですが白衣が似合いそうなおしゃれインテリタイプで、「もしかしたら私が想像をしていた人よりもかっこいいかも!?」と少し嬉しく思い、緊張がほぐれたのでした。

彼も「俺のイメージとあまり変わらないわ!」と。彼はこの駅をほとんど利用したことがなかったにもかかわらず、お店を探してきてくれてそのお店に言葉少なでしたが向かいました。

お店はカジュアル系居酒屋で、雰囲気もなかなか良く、彼はビールを、私はあまりお酒は飲めないので軽いカクテルを、あとは何品かのおつまみを頼みました。

メールと変わらずノリが良く、お互いの仕事の詳細や自宅周辺のスポットなんかの他愛のない話をし、時間を忘れるぐらい楽しく、あっという間に終電の時間になってしまったのです。

改札まで見送りに来てくれ、次回会う約束をして、それぞれ自宅に帰り、帰ってから今日のお礼メールをし一日が終わったのでした。

付き合ってもないのに襲われ、好きなのかどうか聞いてみると…

次回会った時から彼は自分の車でいろいろな所に連れて行ってくれました。

段々デートの回数が増えるにつれ、彼は「疲れたからあそこのホテルで休もう」とか、「あそこのホテルの外観かっこいいから入ろう」とか何気にさらりと言ってくるのです。

私は冗談だと思い撥ね付けていましたが、私は彼が好きでしたし付き合いたかったので、彼が言ってくれれば自然なことなので私の中では決まっていたのに、彼は言わないのです。「好き」だとも「付き合おう」とも。

彼はそういうことをなかなか言えない人なのかともう少し待ってみようと気長に構えるつもりだったのですが、一回、どうしても自宅に帰れなくて彼の家に泊まった時に、私は彼のベット、彼はソファーで寝ることになったのです。

うとうとしていた時にいきなり襲われ、さすがの私も怒り、「私のこと好きなの?」「付き合ってないならダメだよ」と釘をさしたのです。

彼はそこで「分からない」と一言ボソと言ったのです。そこからは延々と理論詰めの語り口調になり、今までの彼とは違う人を見たのでした。

私の中の彼は崩れ落ち、一気に冷めた瞬間でした。始発までまだ時間が数時間あったので、彼の話を聞くことにして、早々に帰りました。

彼は今何をしているのか時々思い出します。当時彼は分からないと言っていましたが、結局私のこと好きじゃなかったのかなと思います。

今では別の男性と結婚し、幸せな日々を送っています。